CAUTION!! 文中に背後注意イラスト(R-18)あり。くれぐれもご注意を!!
6.
肌触りのよいシルクのシーツの海に、ロザリアを優しく下ろすと、一瞬でも離れることを惜しむように、着ていたシャツとスラックスを脱ぎ捨て、ベッドの下へ放り投げた。
明かり取りの窓から差し込む銀色の月明かりに、オリヴィエの裸身が浮かび上がる。
しなやかな肉食獣を思わせる身体に、輝くたてがみのような金の髪と、どう猛な欲望を宿す青い瞳。
けっして、筋肉質では無いのに、ひ弱な感じは全くしない。
つい見惚れたロザリアの視界は、オリヴィエからの荒々しいキスであっという間に奪われた。
この一ヶ月、オリヴィエは全くロザリアに触れていなかったのだ。
重ね合わせるだけのキスでは、とっくに物足りないし、それだけで済ませるはずも無い。
舌を絡ませ、上顎をなぞり、吐息さえも漏らさず全てを捉えるように、深く深く、口内を貪っていく。
初めは控えめに受け入れるだけだったロザリアが次第に舌を同じように絡ませ、オリヴィエの方へと伸ばしてくるのも心地よい。
口も性感帯だと聞いた時、キスなんかで感じるはずがないと思っていたけれど、今はロザリアの舌が歯に触れるだけでゾクゾクと背筋が震えるから、感じるというのはどこ、よりも誰、なんだと心から思う。
「んん」
とうとう息苦しさが勝ったのか、ロザリアが角度を変えると、つうっと唾液の糸が二人の間を繋いだ。
とろんとしたロザリアの青い瞳に、笑みを浮かべたオリヴィエは、彼女の膝裏に腕を入れ、軽々と抱き上げた。
「ほら、見てごらん」
オリヴィエはロザリアを部屋の片隅に立たせた。
入口のドア近くの壁に大きくしつらえた鏡。
外出前にオリヴィエが全身をチェックできるサイズで、ゆうに2メートル四方はある。
今は明り取りの窓から差し込む淡い月の光に照らされた二人の姿が、はっきりと映し出されていた。
ロザリアを後ろから抱きしめ、顎を持ち上げて再びキスを繰り返すオリヴィエと、その行為の全てが鏡に映っている。
絡み合う舌先や、腰をなぞる手。
目の前の生身のロザリアの顔はよく見えないけれど、鏡の中のロザリアは瞳は潤ませ、強烈な色香を放っている。
まるで、別の男の手で喘ぐ彼女を見ているような不思議な感覚に、オリヴィエの下半身が硬くなった。
ロザリアの背中のファスナーを外すと、ワンピースがスリップごと床にパサリと落ちる。
抵抗しようとしたロザリアの手はオリヴィエに軽くおさえられてしまい、鏡に下着だけになった身体が露わになった。
「や、ん」
キスのせいで声も出せず、ロザリアは身体をよじって逃れようとするけれど、オリヴィエが逃がすはずもない。
深いキスを与えながら、器用にブラのホックを外し、肩紐を滑り落とすと、締めつけから開放された豊かな膨らみが、ふるんと二つこぼれ落ちる。
慌てて、両手を交差させて胸を隠すロザリアの白い裸身は、まるで産まれたてのビーナスだ。
鏡の中が一枚の芸術品のように魅了される。
「あん、や」
オリヴィエは豊かな膨らみを下から持ち上げるように手のひらで包み込んだ。
おさまりきらない膨らみをやわやわと揉みしだくと、
「はぁ」
甘い吐息がこぼれて、隠していたロザリアの手が緩んでいく。
露わになった先端はすでにツンと硬く立ち上がっていた。
ロザリアは自分の胸が大きいことを恥ずかしいと思っているようだが、恋人としてはありがたい。
この特有のやわらかさは、彼女の身体でしか味わえないものだ。
弾力を楽しむようにゆっくり揉み上げていると、ロザリアの吐息がだんだん艶めいたものに変わっていく。
鏡に映る彼女の顔は、なにかもの欲しげで、オリヴィエはクスリと微笑んだ。
キュッと先端を摘みあげると
「ああん!」
その刺激を待っていたように白い喉が反る。
親指と中指で先端を摘んでは捏ね、人差し指で潰しては引っ掻いて。
ピンと立った先端に刺激を与え続けると、ロザリアの腰は淫らにくねり、膝を擦り合わせる仕草を始めた。
「んん、あ、ん」
こぼれる嬌声も自制できず、ここに触れて欲しいと主張するように腰のくねりが激しくなっていく。
彼女の期待する個所はわかっているけれど、オリヴィエはしばらく胸だけを弄び続けた。
より強い快感を欲しがってよがるロザリアは、補佐官の凛とした姿からは考えられないほど淫らで美しい。
鏡越しの彼女の痴態に、オリヴィエの雄の本能が悦んでいた。
「はぁ、オリヴィエ……」
鏡のロザリアの潤んだ瞳と目が合って、オリヴィエは自身の雄をロザリアの背中に擦り付けた。
硬く反り勃った雄はぬるりと先端を湿らせていて、今にも弾けそうに血管が波打っている。
全体的に細身なイメージのオリヴィエなのに、ソレは凶悪なほど猛々しく大きい。
すでに貫かれる快感を知っているロザリアの身体は、期待で蜜をこぼし始めた。
ショーツが湿ってうっすらと茂みが透けている。
オリヴィエは右手を下へ滑らせると、ショーツの上から割れ目をなぞった。
指が往復するたび、濡れた秘所にショーツが張り付き、割れ目がくっきりと現れる。
ロザリアが触れて欲しい場所はギリギリで避け、蜜壷の周囲と腿を指の腹でゆっくりと撫でる。
欲しい刺激がもらえないもどかしさでロザリアの腰が揺れ、オリヴィエの指をそこへと当てようと動いた。
「触って欲しいの?」
周囲をなぞる指の動きは止めず、ロザリアの耳元で囁くと、彼女は恥ずかしげに睫毛を伏せ、小さく頷いた。
布地越しにもわかるほどぷっくりと膨らんだ花芯を指で軽く弾くと、ロザリアの身体がびくんと震える。
つんつんとつついて、押して、それでも鏡の中のロザリアの瞳は、布越しの刺激では物足りないと訴えていた。
ショーツの隙間から指を滑りこませると、ロザリアの秘所からはすでに蜜が溢れている。
浅く指で蜜壷をかき混ぜると、卑猥な水音がくちゅくちゅと響いた。
「いやらしい音がしてる」
わざと音を大きくして聞かせると、ロザリアは恥ずかしげに頭を垂れ、長い髪から覗く首筋を真っ赤に染めている。
恥ずかしがる様が余計にオリヴィエの劣情を煽ることを気がついていないらしい。
オリヴィエはロザリアの右足を抱えあげると、器用にショーツから足を抜いた。
するりとショーツが足を滑り落ち、ロザリアを隠すものがなくなってしまう。
僅かな布一枚でも全くない状態とは恥ずかしさが違うものだ。
「いやぁ……」
鏡の前で足を抱えあげられ、ロザリアの秘所は丸見えの状態だ。
淡い茂みの下の一筋が、蜜で濡れて光り、ひくひくと動いているのまでわかる。
恥ずかしさのあまり、身体をよじり逃れようとしても、オリヴィエの腕にしっかりと抱きしめられていて、身動きが取れない。
ただ目を反らして、羞恥に耐えるしか無かった。
オリヴィエは指をつぷりと蜜壷に差し込み、ゆるゆると内壁を撫でた。
丸見えの秘部に指が出入りしている様が鏡にもしっかりと映り込んで、ロザリアが目を逸らしてもどうしても視界に入ってしまう。
目で淫乱な自分の姿を見せつけられ、くちゅくちゅという音と指の感触でも責められ、ますます身体が熱くなる。
たっぷりと蜜を纏わせてから引き抜くと、透明な液がつうっとオリヴィエの指先まで繋がった。
「溢れてるね。気持ちいいんだ。嬉しいよ」
ロザリアはゆるゆると力なく首を振ったが、身体が快感を欲しがっていることは自分が一番よくわかっていた。
オリヴィエの指に触れて欲しい。もっと大きなもので突いて欲しい。
考えただけで、蜜が溢れてしまう。
オリヴィエはクスリと笑うと、蜜をまとった指で花芯をの周囲を丸く撫でた。
敏感な箇所には触れず、そのまわりだけをゆっくりと。
あと少しの快感がもらえないロザリアは、もどかしげに腰をくねらせ、眉を寄せている。
くちゅくちゅと指を何度も這わせると、ロザリアの息はどんどん荒く、喘ぐように変わっていった。
「触って欲しい?」
ロザリアは大きく横に首を振る。
けれど、青い瞳は涙で潤み、頬は真っ赤に染まっていて、必死でねだるのを我慢しているのが丸わかりだ。
いつもなら、ここでイカせてあげるけれど、今日はそんなつもりにはなれない。
欲しがって、欲しがって、オリヴィエなしではいられないと、身体に教えこまなければ。
二度と離れてもイイなんて思わないように。
くるくると周囲だけを撫で、時折、指を浅く蜜壺に沈める。
軽く曲げて、ナカを引っ掻くとロザリアの腰がびくびくと震え、蜜が腿を伝ってきた。
「あん、ぁ、んん」
喘ぐ声と水音が静かな夜の静寂に漂う。
立っているのがやっとの状態に朦朧とし始めたロザリアが、とうとう声を上げた。
「ぁん、もうちょっと・・・」
オリヴィエの指は花芯のすぐそばで止まっている。
すぐそこなのにもどかしい。
「そこ、あの、すぐ・・・」
本当はわかっているくせに、意地悪く聞き返すオリヴィエの声は楽しげだ。
「ここ?」
「きゃああ」
オリヴィエの指がぷに、と花芯を押しつぶした。
焦らされていた分、恐ろしいほどの快感の波に、思わず悲鳴が上がってしまう。
「わ、すごい、まだまだ溢れてくるよ」
くにくにと嬲られ、押しつぶされ、軽く弾かれて。
オリヴィエは全く手を休めること無く、ロザリアの花芯を責め続けた。
「あああぁ」
指の腹で緩く擦られ、足先からじんじんと痺れのような快感が押し寄せてくる。
一人で立っているのが辛くて、オリヴィエの背中に手を回してしがみついた。
「や、もう・・・!」
あと少しで達してしまう、というところで、不意にオリヴィエの手が止まった。
なぜ?と問うよりも早く、ロザリアのナカに圧倒的な質量が押し入ってくる。
「ああん!」
指とはまるで違う巨大な熱に貫かれて、ロザリアはただ喘いだ。
オリヴィエの雄はロザリアの蜜壷をいっぱいに押し広げ、ナカでビクンビクンと動いている。
オリヴィエはあえて動かずに、ロザリアの快感の波が収まるのを待った。
ロザリアのナカはとろとろに蕩けているのに、オリヴィエを押し出そうとするようにぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
じっとしているのはオリヴィエにとっても拷問だ。
けれど、まだ、早い。
「ほら、見てごらん」
オリヴィエは促すように、ロザリアの耳元に囁いた。
鏡の中のロザリアは片足を持ち上げられ、大きく秘所を開いたまま、オリヴィエのモノに貫かれている。
蜜でぬらぬらと光る秘所と、血管の浮き出たオリヴィエの雄。
こうして視覚で見せられると、また別の興奮を感じて、きゅうっとナカがしまった。
オリヴィエは昂ぶりを少し引き抜き、また軽く押し込んだ。
蜜をまとってぬるぬるとしたオリヴィエのモノがロザリアのナカを出入りする様子が、鏡にしっかりと映り込んでいる。
じゅぶ、と隘路を広げて押し入る水音。
抜くときにロザリアの秘唇が広がる様まで見える。
見せつけるように、ゆっくりとなんどかそれを繰り返すと、ロザリアは直視できないというように顔を背けた。
自分の卑猥な姿が恥ずかしくてたまらないのだろう。
けれど身体は欲望に忠実だ。
彼女の蜜は止まるどころか、オリヴィエのモノを受け入れてさらに溢れていた。
オリヴィエは一度引き抜いて、蜜口に先端をあてがうと、最奥までを一気に貫いた。
ゆるい動きではなく、ロザリアのナカを貪るような激しさで突き上げを続ける。
じゅぶじゅぶと水音が激しくなり、ぱんぱんと肌の打ち付け合う音が耳を打つ。
堪えきれずにこぼれる嬌声もオリヴィエの欲望をさらに増すだけだ。
今夜はロザリアに今までよりもさらに上の快楽を与えようと決めていた。
オリヴィエの雄で入り口近くのざらついたところをぐいっと擦り上げ、最奥にも、先端をぎゅうと押し当てるように刺激を与える。
悦いところを探るためにナカで雄の角度を変え、ロザリアの反応を見逃さないようにした。
次第に堅い蕾が花開くように、ロザリアのナカが快感を拾い始める。
無意識でオリヴィエの動きに合わせて腰を動かすようになってきたのだ。
同時に花芯も指で嬲ると、ロザリアの蜜壺はぎゅうぎゅうとオリヴィエを締め付けてくる。
オリヴィエは吐き出しそうになる欲求を必死に堪えて、抽挿を繰り返した。
「あ、ん」
じわりと快感が身体中に広がって、ロザリアの意識はぼやけてきていた。
ただひたすらに、気持ちがいい。
オリヴィエの雄が壁を擦るたびに、じんじんとナカが熱くなって、蜜が溢れてしまう。
初めのうちは、恥ずかしくてたまらなかった鏡に映る自分の痴態すら、快楽の一部だ。
ただもっと突いて欲しい、奥まで擦り上げて欲しい。
そんな淫らなことしか考えられなくなってしまった。
「あ・・・いい、もっと・・・すごい」
自分の口からこんなイヤラシい声が出ているのかもあやふやで、だからこそ止めることができなくなる。
ずん、と、最奥を深く突き上げられ、ロザリアの足ががくがくと震えだした。
近づく絶頂の予感。
今までもオリヴィエは必ずロザリアを絶頂に導いてくれていたけれど、今夜のこれは今までとは違う。
もっと身体の奥深くから津波のように襲いかかってきている。
あと少し。
もう少しで。
それなのに、突然、オリヴィエはロザリアからずるりとモノを引き抜いた。
まだ硬いままのモノが臍付近まで大きくそそり立ち、中に溜まっている欲望の放出先を探してびくんびくんと動いている。
イク寸前で止められた彼女の身体もびくびくと痙攣し、オリヴィエという杭を失って膝から崩れ落ちてしまった。
床に倒れる直前で、ロザリアを抱き止めたオリヴィエは、再びベッドの上に彼女の身体を下ろした。
足にも腕にも力が入らないのか、オリヴィエが下ろしたままの姿勢で、ロザリアは全く動かない。
ただ、はあはあと荒い息で豊かな胸が上下しているだけだ。
シーツに広がる青紫の髪の一房に口づけたオリヴィエは、彼女に覆い被さると、顔の横に両腕をついた。
じっと彼女を見下ろすと、潤んだ青い瞳がオリヴィエに向けられる。
意識がもうろうとしているのか、どこか彼女の視線は宙をさまよっていた。
「イキたい?」
ロザリアの首がカクカクと縦に動く。
何度も寸止めされて、ロザリアの身体は解放しきれない熱をもてあましているようだ。
どこにも触れられていないのに、胸の頂きはピンと硬く立ち上がったまま、びくびくと腰も痙攣している。
「ちゃんと言って。イカせてほしいの?」
一瞬、口が開きかけて、今度は横に首を振った。
彼女の頑固な性格は知っているけれど、こんな状態になってもまだ首を横に振るとは、本当に可愛すぎてたまらない。
オリヴィエは胸に唇を寄せると、ふうっと先端に息を吹きかけた。
敏感になりすぎた頂きは、僅かな風でも痛いほどに感じて、
「ああん」
くっと背中が反って、腰がくねる。
オリヴィエは意地悪く微笑むと、
「イキたいんでしょ?ほら、おねだりして」
耳たぶを食み、舌先でぺろりと中を舐めた。
耳も彼女の弱いところなのだ。
そして、
「ね?私のコレもあんたに入りたがってるよ」
まだ蜜が残ってぬるつくモノをロザリアの腹に擦りつけて誘う。
「誰になにをどうして欲しいの?ちゃんと言わなきゃこれで終わりだよ?」
ふっと耳に息を吹き込むオリヴィエの声にびくびくと身体を震わせたロザリアは、とうとう
「お願い・・・。オリヴィエ、あなたが欲しいの……挿れて……」
懇願してしまっていた。
力の入らないロザリアの両足を大きく開くと、ひくつく秘唇に隠れた秘所はまだたっぷりの蜜で濡れていた。
オリヴィエは足の真ん中に顔を寄せると、花芯を唇で吸い上げる。
「きゃああああ!!」
突然の強い刺激に、ロザリアの腰が大きく跳ねた。
一瞬にして絶頂を迎えた体は、爪先から全身に電流が走り抜けるように痙攣を繰り返している。
寸前で止められていた分だけ、快感は深く、なかなか収まらない。
いつもならこの後、すぐに押し入ってロザリアのナカの快感を貪るのだが、オリヴィエは両手でロザリアの腿を押さえたまま、秘所から唇を離さない。
止めるどころか、蜜をジュルジュルと吸い上げて、また舌を花芯に伸ばし始めたのだ。
一度イッた花芯は敏感になっていて、舌先が触れるだけで恐ろしいほどの快感が押し寄せてくる。
「そこはもう、ダメぇ」
ロザリアは大きく首を振り、逃れようと身体を捩ったが、オリヴィエは舌全体で花芯を捏ねくり回し、音を立てて強く吸い上げている。
「あぁぁ」
激しく腰が跳ね、二度目の絶頂が来た。
それでもオリヴィエの責めは止む気配がない。
舌先で花芯を転がし、押し潰しては啄んで。
ロザリアは繰り返す絶頂に悲鳴をあげ、シーツに染みるほど、とろとろと蜜を溢れさせた。
頭の中が白く弾ける快感がずっと続いていて、おかしくなりそうだ。
痺れる花芯のこと以外、何も考えられない、
絶頂の果てで、ロザリアの目は完全に蕩けてしまっている。
意識はあるのだろうが、下半身がビクンビクンと跳ねるのを止めることもできないらしい。
ようやくオリヴィエは花芯から顔をあげると、唇の蜜を拭った。
力なく横たわるロザリアの頬に軽いキスを落とすと、膝裏をグイッと持ち上げた。
そのまま足を身体の方に押し倒すと、濡れそぼった秘所が天を向いて露わになる。
ぷっくり膨らんだ花芯の下の花びらが、オリヴィエを誘うようにひくついていて。
蜜がとろりとお尻を伝ってシーツにこぼれていく。
オリヴィエは硬く張りつめた雄を蜜口にあてると、ずぶりと沈めた。
イキすぎた蜜壺は隘路がさらに狭くなっていて、力を入れて押し込まなければ弾かれてしまうほどキツい。
さざ波のような内壁のうねりもいつもより強く、すぐにでも達してしまいそうだ。
爆発しそうな欲望を堪えて、ロザリアのナカを穿つ。
浅く抜き差しを繰り返すと、じゅぶじゅぶと卑猥な水音がした。
「あ、あ、ぁ」
ぎゅ、ぎゅ、とオリヴィエの先端がナカのざらついた場所を押し上げると、ロザリアは花芯とは違う別の快感に襲われていた。
さっきも一度、近づきかけた未知の感覚。
じんわりとナカが熱を持って、そこから深い快感が体中に広がっていくような甘い痺れだ。
電流のような強い刺激では無いけれど、その快感は確実に身体を蝕んでくる。
この快感を一度知ってしまったら、きっと忘れることはできないだろう。
ずぶずぶと深い場所に、オリヴィエの雄が責めてくると、全身が弛緩して、頭の奥が白く光る。
「だめ、もう、むり・・・」
ぐり、と先端を回して奥を擦られて、ロザリアの意識はふわりとそこで途切れてしまった。
ロザリアが完全に堕ちたのを見て、オリヴィエは腰の動きを早めた。
自分の気持ちのいいように、ぐりぐりと最奥を突き上げると、あっという間に欲望が放たれる。
溜まっていた分、長くなった放出の間も、腰をぴったりとつけ、一滴残らず、彼女のナカに注ぎこんだ。